この記事のポイント
- 10年は120回、10年6か月は126回で、年数を丸めると1回あたりの元金が変わります。
- 1,260万円・年利0%なら126回で月10万円、120回と入れると月10万5千円です。
- 元の契約年数ではなく、現在の返済予定表にある残り回数を使います。
- 期間を延ばして月額が下がったときは、返済が続く回数と総額も確認します。
残り10年と10年6か月は違う条件
月々返済の計算では回数が必要です。10年は120回、10年6か月は126回です。「だいたい10年」と丸めると、同じ残高でも1回あたりに返す元金が変わります。残り期間は、返済予定表の回数や最終返済月を確認して入力します。
本サイトの年・月入力は、年数×12に月数を足して計算します。返済開始日からの日割りや、初回の変則的な期間を自動補正するものではありません。
0%の例で6回の差を確かめる
残高1,260万円、年利0%なら、126回で返す条件の月額は10万円です。これを120回と入力すると月10万5千円になります。月5千円の差が出ますが、金利が上がったためではなく、返済回数を減らしたためです。
このように、比較の前後で期間まで変わっていると、金利だけの影響を読み取れません。金利の感度を見るときは残高と期間をそろえ、期間の変更は別の比較として扱います。
年利0%は説明用の条件です。差は回数の違いだけから生じます。
元利均等・毎月返済で本サイトの計算式により算出(金利は計算例で、市場金利や予測ではありません)。
グラフの数値を表で見る
| 条件 | 毎月の返済額 | 総返済額 | 利息の合計 |
|---|---|---|---|
| 正しい126回 | 100,000円 | 12,600,000円 | 0円 |
| 誤って120回 | 105,000円 | 12,600,000円 | 0円 |
元の契約年数を使わない
当初35年だった借入れでも、返済が進んでいれば残りは35年ではありません。繰上返済や契約変更があれば、単純に経過年数を引いた数字とも違う場合があります。現在の返済予定表で残り回数を確認することが出発点です。
二つの資料に別の期限が書かれている場合は、発行日と変更内容を確認します。新しい書類の数字を使ったつもりでも、残高だけが古いと基準日がずれます。
期限を延ばしたら、返済が続く時期も見る
新しい条件で毎月返済額が小さくなった場合、返済期間を延ばしていないか確認します。延長後の月額が入力した予算内でも、返済が何回多く続くかは別の情報です。総額も並べることで、月額だけでは見えない違いを把握できます。
退職や収入の変化など、将来の状況は計算から自動的に判断しません。表示された年数が自分に適切な期限であるという保証はありません。
回数をそろえて比較する
残り回数を確認したら金利の比較へ。期間を変える候補がある場合は借り換えの比較で、月額と費用込み総額を一緒に確認してください。入力の基準日については返済予定表の読み方に整理しています。
参照した情報
本記事は一般的な仕組みと計算の読み方を説明します。契約の条件は金融機関の書類で確認してください。